[読書] 生成AI 社会を激変させるAIの創造力

生成AI関連の本はいくつか読んだが、今のところこの本が一番分かりやすく面白かった。

生成AIの概要から最近のトレンドを示しつつ、生成AIが引き起こす問題点や将来の社会変化など予測などにも触れられていて、とても示唆に富んでいる。

ブームで終わらせず、自らも生成AIを活かして何ができるか考えさせられる一冊。

ところで、著者は白辺陽さん。

この手を書くのにピッタリすぎる名前だが、本名なんだろうか。

 

Amazonの書籍紹介ページより抜粋

“未来を生成”する生成AIの衝撃!

今話題の「ChatGPT」や「Stable Diffusion」などの「生成AI」がもたらすビジネスチャンスをつかめ。
生成AIとは、「コンテンツやモノについてデータから学習し、それを使用して創造的かつ現実的な、まったく新しいアウトプットを生み出す機械学習手法」であり、新しいものを「創造する」という意味において、従来のAI(Discriminative AI:認識系AI/識別系AI)とは区別されます。
本書では、第一線のソフトウェアの具体例の紹介などを通じて、これらのデジタルの画像(イラストや写真加工、写真生成)、動画、音楽・音声、文章を生成するAIが生み出すチャンスとともに、問題点とその解決の流れについて解説します。

はじめに
Chapter 1 生成AIの萌芽
Chapter 2 次々に登場する実用的なサービス
Chapter 3 生成AIがはらむ問題
Chapter 4 無限の可能性を予測する
Chapter 5 生成AIがもたらす未来
おわりに

 

[読書] 新管理職1年目の教科書―外資系マネジャーが必ず成果を上げる36のルール

教科書というタイトル通り、具体的で分かりやすいルール(考え方)が沢山書かれていて、とても参考になった。

意識して、実践してみよう。

メモ

  • 迅速な意思決定のルール
    • 「いつまでに決めるか」を決める
    • 決断のデッドラインは、思ったタイミングの半分で設定する
    • 迷ったときは「目的」に立ち返る
    • 「失敗したらこうしよう」と事前に決めておく
    • 10分で結論を出せない時は誰かと話す
  • スピード感を生む仕事のルール
    • どんな仕事でも、すぐに「ちょっとだけ」やってみる
    • 会議の「オーナーシップ」を発揮する
    • 会議の参加者自身に次のアクションを宣言させる
    • やり方ではなく、考え方を伝える
  • 生産性を高める仕事のルール
    • 「質」とは完成度ではなく、ニーズへの合致性
    • 仮説・検証のループで早く正解に辿り着く
    • 「当たり前」の水準を高めていく
    • 情報共有で劇的に生産性を高める
  • 正しく権限移譲を機能させるルール
    • できない人に任せて、できるようにする
    • 任せる時には判断基準を共有し、必要な時は迷わず介入する
    • フィードバックは時間差なしで行う。1on1の活用。
    • 尻込みする部下には「君ならできる」で根拠を伝える
    • 無敵の人材価値「マネジメントができる専門家」を目指す
  • 自立型人材を育成するルール
    • 「結果を出せ」ではなく、「いますべきことは何か?」を問う
    • 自分が行った判断の根拠を部下に質問する
    • 部下の「頑張ります」には「どう頑張るか」を問う
    • 質問が「詰問」にならないよう注意して、自分がどうサポートできるかも話し合う
    • 弱点には目をつぶって強みを伸ばす
    • 「優秀な部下には自由にやらせる」と考えて放置しない
    • 超一流をぶつけて成長意欲に火をつける
  • 最強チームを構築するルール
    • リーダーシップの総量がチームの力を決める
    • チームの存在意義を自分の言葉で語る
    • 「問いの共有」でリーダーシップのきっかけを作る
    • 「ぬるい職場」ではなく、「挑戦する職場」
    • 「誰もがリーダー、誰もがサポーター」

 

 

 

[読書] だから僕たちは、組織を変えていける ――やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた

最近この手の本ばかり読んでる。

どこかで読んだことあるような内容が多い気がするが、それだけ重要な要素が沢山詰まってるということ。

前回の本に比べると、優しさ満点。

 

メモ

  • 組織を導くリーダーになる
    • 結果を・・・人を評価する基準ではなく、学習する機会と捉える組織
    • 現実を・・・過剰に警戒する対象ではなく、共感する機会と捉える組織
    • 仕事を・・・義務ではなく、自己成長と価値創造の機会と捉える組織
  • 心理的安全性のためにリーダーができる7つのこと
    • 直接話のできる、親しみやすい人になる
    • 自分もよく間違うことを積極的に示す
    • 失敗は学習する機会であることを強調する
    • 境界(規範)を設け、その意味を伝える
    • 現在もっている知識の限界を認める
    • 参加を促す
    • 具体的な言葉を使う
  • リーダーは、強がりの仮面をはずそう
  • メンバーの「しなくちゃ」を「したい」に変えよう
  • 仕事は「意味がある」から頑張れる
  • コンフォートゾーンから、ラーニングゾーンへ
  • 世界に変化を望むのなら、自らがその変化になれ

 

 

 

[読書] リーダーの仮面

副題がキャッチー。

「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法

 

差別化のためにあえて極端な書きっぷりをしてるかもだが、自分の考え方とはあまりにも違うところが多く、ある意味で新鮮な刺激をうけた。

新しくリーダーやマネジャーになった/なる人で、考え方の軸が欲しい人は必読。

 

 

 

メモ

  • リーダーがフォーカスすべき5つのポイント。
    「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」
  • リーダーの仕事は「部下を成長させ、チームの成果を最大化させること」
  • 会社が成長していて、自分の成長を認識できていれば、人は辞めない
  • ルールがあるからこそ、安心して信号を渡ることができる
  • ルールは「全員が守れる範囲」で統一すべき
  • リーダーは「平等性」を保たなければいけない。優遇や贔屓に人は敏感
  • 部下とは迷わず距離をとれ
  • リーダーは「お願い」するな。「言い切ること」に慣れよう
  • 「あれって、どうなった?」を言わないように、「締め切り」を設定せよ
  • 「会社にうまく使われる」ことを意識した方が成長は早い
  • 集団で大きな利益を獲得し、獲得した利益を分配する
  • 肉が先にあり、仲間意識はおまけで付いてくる
  • 「組織の利益」が減ることに対して、恐怖を感じるべき
  • 「このままじゃダメだ」という危機感があり、乗り越えようとすることで「成長」に繋がる
  • 過度な「負荷」でより遠くまで導いていく
  • 上司からの指示を実行するのは「あたりまえ」、自分の価値観を押し付けない
  • 健全なる「競争状態」を作る
  • 数字としての現実を突きつける姿勢がリーダーには必要
  • 「言い訳スルー」。見るべきポイントは「次にどのような行動をするか」だけ
  • 「客の言いなり」は組織の不利益
  • リーダーは「プロセス」を評価してはいけない
  • プロセス重視の弊害は「残業アピール」、プロセスへの介入は辞めて、結果だけを評価する
  • 部下からの評価は「無責任な感想」、360度評価は必要ない
  • リーダーはトップに立つな。あくまでマネージャとしての仕事を優先
  • 人は経験とともにしか変わらない
  • 「目に見えない変化をする部下」がリーダーの成功の証

 

また時間をおいて読み返してみたい。