友人がお奨めしていたので読んでみた。とても良かった。
すべては「前向き質問」でうまくいく。
なんて言いすぎじゃないか?と思ってしまうところだが、前向きな質問が如何に効果を発揮するのかをストーリー形式で分かりやすく伝えてくれる。
人とのコミュニケーションはもちろん、自己コーチングにも役立ちそう。
なお、増補改訂版となってるが、さらに新しい新版も出ているようだ。
Amazon紹介ページより
「自分で自分にかける質問を変えることで、仕事も人間関係もすべてうまくいくようになるでしょう」
株式会社コーチ・エィ取締役社長 鈴木義幸Amazon USA(ビジネス&組織内学習)部門1位!
世界15カ国で愛読されるベストセラー。「なぜこんなことになってしまったんだろう?」 → 「なにをすればうまくいく?」
「なんでみんな言うことを聞かないんだ?」 → 「みんなに協力してもらるベストの方法はなに?」
「なんであの人はいつも怒りっぽいの?」 → 「あの人は何を必要としているのかな?」前向き質問(クエスチョン・シンキング)とは、「自分自身や他者への質問を変えることで、前向きな思考や建設的な結果を手に入れる思考法」のこと。
自分に自信がもてるようになり、仕事・人間関係・健康・体重・経済面にいたるまで、あらゆることが好転します!
*批判する人
・ 自分自身や他人を批判する
・ 知ったかぶりする
・ 頑固・ひとりよがり
・ フィードバックを否定と捉える
・ 人との距離を考える
↓
*学ぶ人
・ 自分自身や他人を受け入れる
・ 知らないことを尊重する
・ 柔軟・適応性がある
・ フィードバックを価値あるものと考える
・ 人とのつながりを感じる
前向き質問を使えば、あなたもすぐに学ぶ人に!
読書メモ
- 偉大な成果は、偉大な質問から始まる
- 問題を解決する一番よい方法は、優れた質問を考えること
- 自分の質問が「学ぶ人の道」か「批判する人の道」かを常に考える習慣をつける
- 学ぶ人のマインドセット
- 自分自身、他人、事実を受け入れる
- 心が開放的
- 知らないということを気楽に受け入れる
- 多角的な視点を持つ
- 順応性、適応性、創造性
- ミスはそこから学ぶもの
- 可能性には限界がない
- 「起こっていること」と「それに対して何をするか」には「選択の自由」がある
- 自分の中の「批判する人」を受け入れ、「学ぶ人」へスイッチする
- 「学ぶ人のリーダー」になれば、チームを「学ぶ人のチーム」に変えられる
- 批判する人になりそうな時の質問
- 私はどんな思い込みをしてるのだろうか?
- 他にどんな考え方ができるだろう?
- 相手は何を考え、何を感じ、何を求めているだろうか?
- 質問を使って、新しい未来を作ることができる
AIメモ
- 「学習者モード」で考える
- 問題に直面したとき、「なぜこんなことになったのか(責任追及)」ではなく、 「どうすれば前に進めるか?」「どんな可能性があるか?」と自分に問いかける。
- 判断する前に「好奇心」を持つ
- 人や状況に対してすぐに評価を下すのではなく、「何が起きているのか?」「なぜこの人はそうしたのか?」と探ることで視野が広がる。
- 質問は「未来志向」で行う
- 「どうすればうまくいくか?」「どんな選択肢があるか?」と、未来に向けた行動を促す質問を心がける。
- 自分の「質問パターン」に気づく
- 無意識のうちに「責める質問(なぜ私はできなかったのか?)」をしていないかに注意し、意識的に「前向き質問(次はどうすればできるか?)」に切り替える。
- 対話では「共創的な質問」を使う
- 相手を動かそうとするのではなく、「一緒に考える」スタンスで、 「あなたはどう思いますか?」「どんな選択肢があると思いますか?」と問いかける。