[読書] 部下をもったらいちばん最初に読む本

マネージャ関連の本は数多く読んできたので、いちばん最初に読んだわけではないが、良くまとまっていて分かりやすいもっと早く出会いたかった一冊。

冒頭にある「あなたはマネジメントの無免許運転をしていませんか?」のメッセージが刺さる。

 

amazono紹介ページより

あなたのマネジメントがうまくいかないのは、無免許運転をしているせい――。 部下をもってマネジメントを任されるようになり、プレイヤーからマネジャーになり、その仕事の変化に悩む人たちの声をよく耳にしますが、本書がその解決策として提案するのは、「マネジメントは技術。学べば誰もが習得できるもの」ということ。 そのノウハウ「リードマネジメントのすべて」が詰まった本書は、2万人の研修実績を誇るトップコンサルタントである著者がたどり着いた、心理学をベースにした新しいマネジメントの手法をまとめた一冊。全マネジャーの必読書が登場です。

 

読書メモ

  • マネジメントは技術。学べば誰でも習得できる
  • 頭の中だけに存在する「べき論」とサヨナラする
  • リードマネジメントの目指すものは「メンバーの成長を通して、組織パフォーマンスを最大化すること」
  • 人は変えられない。でも人は変われる
  • 個々のメンバーの目的・目標が成就するよう情報提供によってサポートし、結果的にチームパフォーマンスを最大化するのがマネージャの役割
  • 「成長」にフォーカスしたコミュニケーション
  • 「ポジティブ・フィードバック」と「ギャップ・フィードバック」
  • まずはメンバーに自己評価を促す。その上でマネージャからフィードバックや期待を伝える
  • 「仕組み」を作り、「やることがあたり前」にしていく

 

AIメモ

  • 1. 部下を理解することの重要性
    • 部下一人ひとりの性格、価値観、強みや弱みを理解することが最も基本です。人それぞれの働き方やモチベーションが異なるため、どのように声をかけ、どのように支援すれば効果的に成長できるのかを見極めることが必要です。部下をよく観察し、適切なコミュニケーションを心がけましょう。
  • 2. フィードバックは積極的に行う
    • 部下の成長を促すためには、定期的で具体的なフィードバックが欠かせません。ポジティブな点も、改善すべき点もバランスよく伝えることで、部下のモチベーションを維持し、能力を引き出すことができます。フィードバックは単発ではなく、継続的に行うことが重要です。
  • 3. 信頼関係の構築
    • マネージャーとして、部下から信頼を得ることが最も大切です。信頼を築くためには、公正で一貫した対応を心がけることが必要です。また、部下が困ったときに支えになる姿勢を見せることも信頼関係を強化します。言動に一貫性があり、約束を守ることが信頼を深めます。
  • 4. 目標設定と進捗管理
    • 部下に対して明確な目標を設定し、その達成に向けた進捗管理を行うことが求められます。目標が曖昧だと部下は方向を見失いがちです。SMART(具体的、測定可能、達成可能、関連性のある、期限のある)な目標設定を行い、その達成度合いを定期的に確認しましょう。
  • 5. 自分の成長と学び続ける姿勢
    • マネージャー自身も成長を続けることが重要です。部下を指導する立場であっても、常に自分のスキルや知識を更新し、学び続ける姿勢を見せることで、部下に対して模範となることができます。また、部下から学ぶ姿勢も大切です。部下の意見やフィードバックを受け入れ、柔軟に対応することがリーダーシップの質を高めます。
  • これらのポイントを意識することで、部下との関係を築き、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができるでしょう。

[読書] 人生・キャリアのモヤモヤから自由になれる 大人の「非認知能力」を鍛える25の質問

どこで見かけたのかもう覚えてないが、評判が良さそうだったので読んでみた。

著者の名前は初めてみたが、とても穏やかな語り口で読みやすかった。

 

Amazon商品ページより。

• 5年後、自分の仕事はどうなっているんだろう
• 5年後も今と同じモヤモヤを抱えているのだろうか
• 自分は本当にこの仕事をしたいのだろうか
• 何のために働いているのかわからない
• 社会とのつながりが感じられない
• 自分らしい人生を生きたいけれど、どうしたらいいかわからない

本書は、こう感じているあなたのための本です!

変化の激しい先行き不透明な時代、モヤモヤを抱えている方は多いのではないでしょうか。
前例もロールモデルも不在、これまでのキャリア構築法も通用しなくなりつつある今、
私たちが自分らしいキャリアをつくるための「新しい武器」が必要になってきています。

本書で提唱する新しい武器が「非認知能力」

非認知能力とは、自己肯定感、自分軸、成功体質、主体性、オープンマインド、共感力などからなる、目には見えない「生きる力」「人間力」とも呼べるものです。
これらの武器を身につけてブレない自分をつくることができれば、この先のキャリアで何が起こっても、どんな道を進んでもうまくいく
ーーこの点が、これまでのキャリア構築本とは大きく異なるところです。

 

メモ

  • プランド・ハップンスタンス(Planned Happenstance)=何となく+短期の人生設計
    • 未来の予測がつかない社会では、キャリア構築に新しい考え方が必要
    • 計画行動することで知識・経験・出会いという点を増やし、偶然や予期せぬ出来事の起きる確率を高めてキャリアを作っていこう
  • プランド・ハップンスタンスのために育むべき「5つの能力」+1
    • 好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
    • 持続性:失敗に屈せず、努力し続けること
    • 柔軟性:一つの正解に執着せず、信念・概念・態度・行動を変えること
    • 楽観性:きっと何とかなる、できるとポジティブに考えること
    • 冒険心:行動!結果が不確実でも、リスクをとって行動すること
    • 感謝する心
  • リフレームを繰り返すことで、自分自身を改革していく

 

 

人生・キャリアのモヤモヤから自由になれる 大人の「非認知能力」を鍛える25の質問

 

[読書] GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ

リモートワーク中心の働き方というものを知りたいと拝読。

GitLabという会社が高いパフォーマンスを継続的に発揮するために取り入れてきた様々な工夫が紹介されていて、とても読み応えのある一冊。

 

Amazon商品説明より

世界最大のリモート組織が実践する徹底したドキュメント化の手法

本書では世界最先端のリモート組織を実現するためのノウハウを、GitLab社が公開している「GitLab Handbook」をベースにしながら解説していきます。

GitLab社とは?
・世界67カ国以上に従業員2,000名以上
・自社オフィスを持たない「世界最大のオールリモートカンパニー」
・リモートワークのための方法論やカルチャーを「GitLab Handbook」として公開
・リモートワークの方法だけでなく評価、給料の決め方、部門ごとの仕事の進め方など、社員として必要な知識をすべて支えるドキュメント文化が浸透

著者は、GitLab社の取り組みをもとに、自社をオフィスを持たない完全フルリモート化企業とする取り組みの中心に立ってきました。
その際、GitLab社の各種マニュアルを翻訳し、日本企業に合う形で自社向けのマニュアルを作成。
GitLab社のマニュアルは膨大であり、いきなりこれらすべてを読み解くのはハードルが高いため、本書では以下の構成にまとめ、各施策の背景まで理解しやすいように整理しています。

・世界最先端といわれるリモート組織の実態やメリットなどの概要説明
・世界最先端のリモート組織への移行プロセス、発生する問題への対処法
・リモート組織が円滑に機能するためのカルチャーの醸成方法
・パフォーマンスを上げるための人事制度・業務ルール設計

いずれも著者自身が実践してきたものなので、多くの企業にとっても再現性が高いものばかりです。

 

 

メモ

  • パフォーマンスの高い組織は、誰でも再現性をもって実現可能である
  • リモート組織によるメリット
    • 世界中から優秀な人材を採用できる
    • 勤務時間に縛られず、成果にこだわる風土が熟成される
    • コストが効率化されて、本質的な業務に集中できるようになる
  • リモートワークに共通して発生する問題と対策
    • 働きすぎる→勤務時間管理、適度な休憩
    • テキストベースコミュニケーションへの慣れ→丁寧なオンボーディングや関係構築のプロセス整備
    • 孤独感を覚える→リモートワークに関するガイドラインやトレーニング導入、メンタルヘルスケア
  • カルチャーマッチではなく、バリューマッチが重要
    • 思いやりをもつ
    • 問題は起きた瞬間に対応する
    • たくさんの人の目に付くように感謝を示す
    • フィードバックを効果的に示す
    • お互いを知る
    • 部門を越境する
    • 役職や肩書で物事を語らない
    • お互いが前向きであることを前提とする/信じる
    • 仕事を基準にして話す
    • 責任ではなく、問題に集中する
    • 時間ではなく成果を測定する
    • 約束を書き留める
    • 成長のマインドセットを持つ
    • 野心的に振る舞う
    • 他人の時間を尊重する
    • 非同期コミュニケーションを優先する
  • コミュニケーションルールの設定
  • 心理的安全性の熟成
  • 個人のパフォーマンスを引き出す目標設定

 

 

商品リンク

https://amzn.to/3OO7zZM

[読書] 新管理職1年目の教科書―外資系マネジャーが必ず成果を上げる36のルール

教科書というタイトル通り、具体的で分かりやすいルール(考え方)が沢山書かれていて、とても参考になった。

意識して、実践してみよう。

メモ

  • 迅速な意思決定のルール
    • 「いつまでに決めるか」を決める
    • 決断のデッドラインは、思ったタイミングの半分で設定する
    • 迷ったときは「目的」に立ち返る
    • 「失敗したらこうしよう」と事前に決めておく
    • 10分で結論を出せない時は誰かと話す
  • スピード感を生む仕事のルール
    • どんな仕事でも、すぐに「ちょっとだけ」やってみる
    • 会議の「オーナーシップ」を発揮する
    • 会議の参加者自身に次のアクションを宣言させる
    • やり方ではなく、考え方を伝える
  • 生産性を高める仕事のルール
    • 「質」とは完成度ではなく、ニーズへの合致性
    • 仮説・検証のループで早く正解に辿り着く
    • 「当たり前」の水準を高めていく
    • 情報共有で劇的に生産性を高める
  • 正しく権限移譲を機能させるルール
    • できない人に任せて、できるようにする
    • 任せる時には判断基準を共有し、必要な時は迷わず介入する
    • フィードバックは時間差なしで行う。1on1の活用。
    • 尻込みする部下には「君ならできる」で根拠を伝える
    • 無敵の人材価値「マネジメントができる専門家」を目指す
  • 自立型人材を育成するルール
    • 「結果を出せ」ではなく、「いますべきことは何か?」を問う
    • 自分が行った判断の根拠を部下に質問する
    • 部下の「頑張ります」には「どう頑張るか」を問う
    • 質問が「詰問」にならないよう注意して、自分がどうサポートできるかも話し合う
    • 弱点には目をつぶって強みを伸ばす
    • 「優秀な部下には自由にやらせる」と考えて放置しない
    • 超一流をぶつけて成長意欲に火をつける
  • 最強チームを構築するルール
    • リーダーシップの総量がチームの力を決める
    • チームの存在意義を自分の言葉で語る
    • 「問いの共有」でリーダーシップのきっかけを作る
    • 「ぬるい職場」ではなく、「挑戦する職場」
    • 「誰もがリーダー、誰もがサポーター」