[読書] 世界の一流は「休日」に何をしているのか

年収が上がる週末の過ごし方をしたいもんだ、というわけで話題の書籍「世界の一流は「休日」に何をしているのか」を読んでみた。

amazono紹介ページより

▼きちんと休んでいるのに仕事の疲れが抜けない皆さん、
「土曜」と「日曜」で同じ過ごし方をしていませんか?

日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスを発散したりすることを心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。
休みが明けても、疲れは依然として残ったままで、ストレスも解消されていない……と感じている人がたくさんいるのではないでしょうか。

一方、世界水準のエリートであるエグゼクティブの休日の過ごし方には、大きな共通点があります。
彼らは、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく、「積極的にエネルギーをチャージ(休養)する時間」と「知的エネルギー(教養)を蓄える時間」と位置づけているのです。

▼世界の一流が休日に必ずすること、絶対しないこと

彼らは休日を、休息のための時間ではなく、仕事で成果を上げるための「原動力」と考えています。
筆者が注目したのは、彼らがそれを「楽しんでやっている」ことです。
仕事を成功に導くための準備というと、多くの人が「苦行」や「修行」を連想して、ウンザリした気持ちになると思います。
しかし、筆者が在籍したマイクロソフトのエリートたちは、スポーツや趣味を楽しみ、休日を満喫することで、自己再生とエネルギー・チャージという二つの目的を実現していたのです。

本書では、世界の最前線で活躍する一流のビジネスパーソンの休日の過ごし方をお伝えすることで、すぐに実践できる「休み方改革」のための具体的なアクションを紹介します。
世界の一流の休み方を知って、「休日の解像度」を上げることは、これまでとは違った視点で自分の休み方を見つめ直すきっかけになります。
「こんな考え方もあるんだな」という新たな気づきが、あなたの休日を充実させて、毎日の生活にメリハリを与えてくれることになるのです。

【本書の構成】
第1章 日本人は、なぜ疲れていても休めないのか?
第2章 ここが違う!「世界」の休日と「日本」の休日
第3章 世界の一流は休日に「自己効力感」を高める
第4章 「土曜」と「日曜」を戦略的に使い分ける
第5章 休日に「1日7分」の新習慣

 

読書メモ

  • 世界のエグゼクティブは「休む」ために仕事をしている
  • 休日は「積極的にエネルギーをチャージ(休養)する時間」と「知的エネルギー(教養)を蓄える時間」
  • ダラダラと過ごすのではなく、休日こそ計画的に!
  • ワークライフ・ハーモニーの実践
    • 休日と仕事を切り離す
    • エネルギーを再充電して、創造性や集中力を高める
    • デジタルデトックスの時間を作る
    • 健康管理を徹底する
    • 良好な人間関係の維持
  • 自己効力感を高めるための4つのアプローチ
    • 簡単な目標を設定して、小さな達成感を得る
    • 新しいことにチャレンジする
    • 人との繋がりを大切にする
    • 自己省察の時間を持つ(どうすればもっとよくなる?を考える)
  • 土曜日はチャレンジデー、日曜日はリフレッシュデー
  • 今週末から休み方を変えてみよう!

 

AIメモ

書籍「世界の一流は『休日』に何をしているのか」から、実践すべき重要なポイントを5つ

 

  • 意識的に「休息」を取る
    一流の人々は、休日に意識的にリラックスの時間を確保します。休息はただの「休み」ではなく、心身をリセットし、翌週に備えるための重要な時間です。質の高い休息を取ることで、次の週に最高のパフォーマンスを発揮できるため、休日を過ごす前にしっかりと計画を立てることが大切です。

  • 仕事を完全に切り離す
    一流の人々は、休日に仕事から完全に離れることを心掛けています。休息の時間を確保するためには、デジタルデバイスから距離を置き、仕事のことを一切考えないようにします。これにより、心の中で「オン」と「オフ」を明確に分け、精神的なリフレッシュが可能になります。

  • クリエイティブな活動に取り組む
    休日は、普段の仕事の枠を超えたクリエイティブな活動に取り組む貴重な時間です。例えば、新しい趣味を始めたり、アートや音楽に触れたり、自然の中で過ごすことが創造性を刺激します。これにより、次の仕事で新しい視点を持ち込むことができ、成果に繋がります。

  • 家族や友人との時間を大切にする
    一流の人々は、仕事の忙しさを忘れて、家族や友人との時間を大切にします。人間関係を深めることで、心の安定を得ることができ、リラックスした状態で次の仕事に臨むことができます。休日を通じて感謝の気持ちや絆を深めることが、長期的に見ても精神的な支えになります。

  • 自己成長に時間を投資する
    休日を自己成長の時間として積極的に活用することも重要です。読書や新しいスキルの習得、オンラインコースの受講など、常に学び続けることで、自分を高めることができます。成長を続けることで、仕事にも自信を持って臨めるようになり、ポジティブな影響を与えることができます。

 

 

[読書] 部下をもったらいちばん最初に読む本

マネージャ関連の本は数多く読んできたので、いちばん最初に読んだわけではないが、良くまとまっていて分かりやすいもっと早く出会いたかった一冊。

冒頭にある「あなたはマネジメントの無免許運転をしていませんか?」のメッセージが刺さる。

 

amazono紹介ページより

あなたのマネジメントがうまくいかないのは、無免許運転をしているせい――。 部下をもってマネジメントを任されるようになり、プレイヤーからマネジャーになり、その仕事の変化に悩む人たちの声をよく耳にしますが、本書がその解決策として提案するのは、「マネジメントは技術。学べば誰もが習得できるもの」ということ。 そのノウハウ「リードマネジメントのすべて」が詰まった本書は、2万人の研修実績を誇るトップコンサルタントである著者がたどり着いた、心理学をベースにした新しいマネジメントの手法をまとめた一冊。全マネジャーの必読書が登場です。

 

読書メモ

  • マネジメントは技術。学べば誰でも習得できる
  • 頭の中だけに存在する「べき論」とサヨナラする
  • リードマネジメントの目指すものは「メンバーの成長を通して、組織パフォーマンスを最大化すること」
  • 人は変えられない。でも人は変われる
  • 個々のメンバーの目的・目標が成就するよう情報提供によってサポートし、結果的にチームパフォーマンスを最大化するのがマネージャの役割
  • 「成長」にフォーカスしたコミュニケーション
  • 「ポジティブ・フィードバック」と「ギャップ・フィードバック」
  • まずはメンバーに自己評価を促す。その上でマネージャからフィードバックや期待を伝える
  • 「仕組み」を作り、「やることがあたり前」にしていく

 

AIメモ

  • 1. 部下を理解することの重要性
    • 部下一人ひとりの性格、価値観、強みや弱みを理解することが最も基本です。人それぞれの働き方やモチベーションが異なるため、どのように声をかけ、どのように支援すれば効果的に成長できるのかを見極めることが必要です。部下をよく観察し、適切なコミュニケーションを心がけましょう。
  • 2. フィードバックは積極的に行う
    • 部下の成長を促すためには、定期的で具体的なフィードバックが欠かせません。ポジティブな点も、改善すべき点もバランスよく伝えることで、部下のモチベーションを維持し、能力を引き出すことができます。フィードバックは単発ではなく、継続的に行うことが重要です。
  • 3. 信頼関係の構築
    • マネージャーとして、部下から信頼を得ることが最も大切です。信頼を築くためには、公正で一貫した対応を心がけることが必要です。また、部下が困ったときに支えになる姿勢を見せることも信頼関係を強化します。言動に一貫性があり、約束を守ることが信頼を深めます。
  • 4. 目標設定と進捗管理
    • 部下に対して明確な目標を設定し、その達成に向けた進捗管理を行うことが求められます。目標が曖昧だと部下は方向を見失いがちです。SMART(具体的、測定可能、達成可能、関連性のある、期限のある)な目標設定を行い、その達成度合いを定期的に確認しましょう。
  • 5. 自分の成長と学び続ける姿勢
    • マネージャー自身も成長を続けることが重要です。部下を指導する立場であっても、常に自分のスキルや知識を更新し、学び続ける姿勢を見せることで、部下に対して模範となることができます。また、部下から学ぶ姿勢も大切です。部下の意見やフィードバックを受け入れ、柔軟に対応することがリーダーシップの質を高めます。
  • これらのポイントを意識することで、部下との関係を築き、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができるでしょう。

[読書] 頭のいい人が話す前に考えていること

発売当初、本屋さんでチラ見したことはあったが、今回あらためて精読。

話題になった本だけあって読みやすい。時たま振り返って読みたい一冊。

Amazonの商品ページより

◎amazonランキング1位!(ビジネスライフ/労働時間・休暇)
◎「ちゃんと考えてる人」は何をどう“ちゃんと”考えているのか!?
◎AI時代に淘汰されない!「知性」と「コミュニケーション」の原理原則にして、奥義を大公開!
◎ 口下手な著者がコンサル22年で得た知見を1冊に凝縮!
◎頭のよさは、話す前にどれだけ“立ち止まれるか”で決まります。
◎「話し方」よりも大切な「思考の質の高め方」

どれだけ考えても、伝わらなければ意味がない。でも、話し方のスキルだけでは、人の心は動かせない。コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした。本書は「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します。

さあ、手に入れよう。
あなたが本来持っている考える力を自動発火させ、
「信頼」と「知性」を同時に得ことができる黄金法則を。

【目次】

第1部 頭のいい人が話す前に考えていること ―「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則

その1 頭が悪くなる瞬間、頭がよくなる時間
その2 頭のよさを決めるのは「だれ」だ?
その3 なぜ、コンサルは入社1年目でもその道30年の社長にアドバイスできるのか?
その4 頭のいい人は、論破しない
その5 「話し方」だけうまくなるな
その6 知識が「知性」に変わるとき
その7 承認欲求をコントロールできる者がコミュニケーションの強者になれる

第2部 一気に頭のいい人になれる思考の深め方 ―「知性」と「信頼」を同時にもたらす5つの思考法

第1章 まずは、バカな話し方をやめる ――客観視」の思考法
第2章 なぜ、頭のいい人の話はわかりやすいのか? ――「整理」の思考法
第3章 ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう ――「傾聴」の思考法
第4章 深く聞く技術と教わる技術 ――「質問」の思考法
第5章 最後に言葉にしてインパクトを残す ――「言語化」の思考法

 

 

読書メモ

  • 黄金法則
    • とにかく反応するな(感情的な自分に自覚的になり、冷静になる)
    • 頭のよさは他人が決める
    • 人はちゃんと考えてくれている人を信頼する
    • 人と闘うな、課題と闘え
    • 伝わらないのは、話し方ではなく、考えが足りないせい
    • 知識は誰かのために使って初めて知性となる
    • 承認欲求を満たす側になれ
  • バイアスを意識的になり、統計データを活用する
  • 言葉に敏感になれ
  • 話のわかりやすさは、理解の深度で決まる
  • 自分のしたい話ではなく、相手の聞きたい話を話す
  • 相手の話をちゃんと聞く
  • アドバイスするな、整理せよ
  • 質問する前に仮説をたてる

 

AIメモ

  • 話す前に考える
    重要な会話やプレゼンテーションでは、話す内容を整理してから話すこと。言いたいことを明確にし、論理的に伝える準備をする。
  • 相手の意図を理解する
    会話を進める前に相手の意図や目的を読み解き、それに合わせて自分の話を組み立てる。相手のニーズを最優先にする。
  • 簡潔に伝える
    伝えたいことはできるだけ簡潔に、無駄な情報を省いて表現する。忙しいビジネスの現場では、要点を素早く伝えることが重要。
  • 質問を使って確認する
    自分が理解している内容を確認するために質問を使うことで、誤解を避けると同時に相手の考えを引き出すことができる。
  • 具体的な例を挙げる
    抽象的な議論ではなく、具体的な事例を交えて説明することで、相手が理解しやすくなる。
  • 相手の反応を観察する
    相手がどう反応しているかを観察し、それに応じて話の進め方を変える柔軟性を持つ。相手が理解しているかどうかを確認する。
  • 結論を先に伝える
    結論を先に言い、その後に理由や詳細を補足する。これにより、相手が話の流れを把握しやすくなる。
  • 思考を整理するフレームワークを使う
    思考を整理するためのフレームワーク(例えば、5W1Hやピラミッド構造)を活用し、論理的に話を組み立てる。
  • 無駄な言葉を排除する
    自分の言いたいことを伝えるために無駄な言葉やフレーズを避け、シンプルで明確な表現を心がける。
  • タイミングを見極める
    重要なことを伝えるタイミングや場面を見極める。焦らず、適切なタイミングで発言することで、より効果的に伝わる。

 

[読書]否定しない習慣

たまたま「習慣」被りタイトルの本だが、こちらは習慣というより心構えに関する本。

なにかの人気ランキングで上位だったので読んでみたのだが、頭から否定しないのは大事と分かっていても、なかなか実践しきれてない人は多いよねというわけで、参考になりました。

とはいえ、コミュニケーションにここまで気を遣うの疲れそうだなーという感想を持ってしまったので、人間関係で疲れ切ってる時には読まない方が良さそう。

否定しないマインドは、お笑い芸人の「ぺこぱ」に学べは面白かった。

 

Amazon商品ページより、

相手のことを「否定しない」という習慣術

「よく人間関係でトラブルになる」
「部下が成長してくれない」
「すぐに子どもを怒ったり責めたりしてしまう」
といったことはありませんか。
部下や上司、同僚や友人、親・子ども……など人間関係が良好な人ほど幸せ度が高いと言われています。
実際、対人関係が良好でない状態だと、どれだけ好きな職種についていても、どれだけお金を持っていたとしても「幸福感」を感じられないというデータもあります。
そして、そんな対人関係を良くする方法として、「褒める」「肯定する」といったことが取り上げられます。
部下や子どもを成長させたいと思う人であれば、ここに「叱る」という選択肢もあるかもしれません。
しかし、「褒める」「肯定する」「叱る」といった方法以上に、効果的かつ、簡単に人間関係を良くする方法があります。
それが「相手のことを否定しない」ということです。
誰かを意識的に「褒める」といったことをする必要はありません。
いい関係をつくる上で大切なのは、「安心感」です。
この安心感は、「褒められる」「肯定される」といったことでは作られません。

 

読書メモ

  • 「否定しない習慣」で、仕事・人生は変わる
  • 多くの人が無意識のうちについ、否定してしまっているもの
  • 「事実だから否定してもいい」という思考はしない
  • 「自分は正しい」という思考はしない
  • 「過剰な期待」はしない
  • その人はその人なりに精一杯やっている
  • 相手の思いをうけとって、復唱する
  • 承認≒同意
  • 簡単に分かった気になってはいけない
  • いつでも語尾に「かもしれない」をつけて考える癖をつけるといい「かもしれない」
  • 会話の時、あなたはそこにいるだけで、すでに役割をほぼ果たしている
  • 相手はもう成熟した立派な大人なので、何か客観的なアドバイスや判断が欲しいのであれば、自分から求めてくるはず
    それがないなら黙って聞いていればよい
  • 提案をする場合は、相手が部下であろうと必ず許可を得る
    そして、その提案を採用するかどうかの選択権は相手にあることを伝える
    それがないのなら、提案ではなく、「上から目線のアドバイス」あるいは、ただの「命令」となる
  • 「強い意見」を伝える時には、覚悟を促す言葉を先に伝える
    例:これはちょっと批判になっちゃかもしれないけど、言っていい?
    君には成長してほしいから、少し厳しいことを言っていいかな。