久しぶりにペーパーブックを読みました。
Holes Louis Sachar Yearling 2000-05-09 |
ペンギンシリーズをいくつか挑戦した後に、何か面白い本がないかなと探していた時に見つけた本です。
あらすじは、こんな感じ。
無実の罪で少年たちの矯正キャンプに放りこまれたスタンリー。かちんこちんの焼ける大地に一日一つ、でっかい穴を掘らされる。人格形成のためとはいうが、 本当はそうではないらしい。ある日とうとう決死の脱出。友情とプライドをかけ、どことも知れない「約束の地」をめざして、穴の向こうへ踏み出した。
(Amazon 講談社文庫より)
最初は、約250ページの作品で、果たして自分の英語力で読みきれるかという不安がありました。
実際、読み始めの頃は、ストーリーがどういう展開を見せるか検討も付かず、1日数ページ(?)といったペースで読んでましたが、さすがに人気作。中盤、スタンリーが矯正キャンプからの脱出キャンプを試みたあたりから物語にグイグイ引きこまれて、最後は一気読みでした。
少年の成長、友情、勇気、家族の愛、悪事と正義、、、などなど盛り沢山。
最後は興奮間違いなしです。
もちろん分からない単語も多く、しかもこの作品は主人公のスタンリー少年が産まれる前の昔のことが、物語の重要な伏線として描かれたりもするので、流れが掴めず混乱してしまうこともありました。
※イメージ的には、伊坂幸太郎さんの作品に似てるかな。
なるべく辞書を引かずに読み進めてることもあり、「なんでこの場面でこんな展開が?!」といったことが何度かありました。
実は、読み終わった後に、日本語訳のレビューサイトを見て、「そういうことだったのか!」と驚いてあらためて感動したこともあったのですが、それも含めてペーパーブックの楽しみ方かなーと前向きに捉えてます(笑)
そういえばamazonのレビューに嬉しいコメントがありました。
そのコメントによると、英語学習のある本に、「この本が英語で読めればどんどんペーパーバックを読んでいけると書かれている」そうです。
自分の場合、完全理解にはほど遠かったわけですが、ストーリーを楽しむということは出来たわけで、これからもペーパーブックに挑戦していこうと勇気をもらえたコメントでした。
ちなみに、この本は翻訳本が出版されているのはもちろんのこと、映画化もされているようです。
それだけ愛されている作品ということなので、ペーパーブックは読むけどこの作品はまだ読んだことがないという幸運な方は、ぜひ手にとってみてください。
さて、次は何を読むかなー。