たまたま「習慣」被りタイトルの本だが、こちらは習慣というより心構えに関する本。
なにかの人気ランキングで上位だったので読んでみたのだが、頭から否定しないのは大事と分かっていても、なかなか実践しきれてない人は多いよねというわけで、参考になりました。
とはいえ、コミュニケーションにここまで気を遣うの疲れそうだなーという感想を持ってしまったので、人間関係で疲れ切ってる時には読まない方が良さそう。
否定しないマインドは、お笑い芸人の「ぺこぱ」に学べは面白かった。
Amazon商品ページより、
相手のことを「否定しない」という習慣術
「よく人間関係でトラブルになる」
「部下が成長してくれない」
「すぐに子どもを怒ったり責めたりしてしまう」
といったことはありませんか。
部下や上司、同僚や友人、親・子ども……など人間関係が良好な人ほど幸せ度が高いと言われています。
実際、対人関係が良好でない状態だと、どれだけ好きな職種についていても、どれだけお金を持っていたとしても「幸福感」を感じられないというデータもあります。
そして、そんな対人関係を良くする方法として、「褒める」「肯定する」といったことが取り上げられます。
部下や子どもを成長させたいと思う人であれば、ここに「叱る」という選択肢もあるかもしれません。
しかし、「褒める」「肯定する」「叱る」といった方法以上に、効果的かつ、簡単に人間関係を良くする方法があります。
それが「相手のことを否定しない」ということです。
誰かを意識的に「褒める」といったことをする必要はありません。
いい関係をつくる上で大切なのは、「安心感」です。
この安心感は、「褒められる」「肯定される」といったことでは作られません。
読書メモ
- 「否定しない習慣」で、仕事・人生は変わる
- 多くの人が無意識のうちについ、否定してしまっているもの
- 「事実だから否定してもいい」という思考はしない
- 「自分は正しい」という思考はしない
- 「過剰な期待」はしない
- その人はその人なりに精一杯やっている
- 相手の思いをうけとって、復唱する
- 承認≒同意
- 簡単に分かった気になってはいけない
- いつでも語尾に「かもしれない」をつけて考える癖をつけるといい「かもしれない」
- 会話の時、あなたはそこにいるだけで、すでに役割をほぼ果たしている
- 相手はもう成熟した立派な大人なので、何か客観的なアドバイスや判断が欲しいのであれば、自分から求めてくるはず
それがないなら黙って聞いていればよい - 提案をする場合は、相手が部下であろうと必ず許可を得る
そして、その提案を採用するかどうかの選択権は相手にあることを伝える
それがないのなら、提案ではなく、「上から目線のアドバイス」あるいは、ただの「命令」となる - 「強い意見」を伝える時には、覚悟を促す言葉を先に伝える
例:これはちょっと批判になっちゃかもしれないけど、言っていい?
君には成長してほしいから、少し厳しいことを言っていいかな。